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アラジンと魔法のランプ [がいこくのおはなし]

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تم نشره في 2020/10/20

がいこくのおはなしーアラジンと魔法のランプ むかしむかし、あるところに、アラジンという貧しい青年がおりました。 ある日のこと、アラジンが仕事から帰る道中、魔法使いを見かけました。 アラジンは魔法使いに気づかれない ようにそっと後をつけて行って、洞穴へ入りました。 洞穴にはランプと指輪が隠されており、 魔法使いは手に取って眺めておりました。 するとそのとき、足音に気づいた魔法使いが声を 上げました。 「そこにいるのは誰じゃ!?」観念したアラジンは魔法使いの前に進み出ました。 「アラジ ンと申します」 「お前は何をしにここまで来たのじゃ!?」 「そのランプと指輪に興味を惹かれてここまで来ました」 「お前、ランプと指輪を盗みに来たんじゃな!秘密を知ってしまった以上、タダではおけぬ! お前に口封じの呪文をかけて二度と口を利けないようにしてやるわい!」 魔法使いはいい魔法使いではなく悪い魔法使いだったのです。 アラジンは魔法使いが呪文 を唱え始める前に、サッと動いてランプと指輪を横取りして 洞穴の奥のほうへ逃げていき ました。 「不届き者!待てい!」 魔法使いは杖をつきながらゆっくりゆっくりアラジンが逃げたほう へ追いかけ始めました。 魔法使いを振り切ったアラジンはヒーヒー言いながら立ち止まりました。 アラジンは洞穴 の奥深くまで来てしまったようです。 洞穴は迷宮のようになっていて簡単には外へ出られ ません。 その上、出口を探そうとして来た道を戻れば魔法使いと鉢合わせする危険もありま す。 困り果てたアラジンは手に持っていた指輪を眺めて頼み事をしました。 「助けてくれ」 すると指輪の中から可愛らしい精霊が飛び出してきました。 「私は指輪の精霊です。 何かお願い事でもありましたら何なりとお申し付けください」 「私は家に帰りたい。家の前まで連れて行ってくれないか?」 「お安い御用ですわ。それっ!」 精霊が魔法をかけると辺り一面は明るい光で覆われました。 眩しさが収まり、アラジンが目 を開けるようになったときにはすでに家の前におりました。 無事に家まで辿り着けたものの、貧乏暮しは相変わらずで、困り果てたアラジンは洞穴 から持ち帰ったランプを眺めて頼 み事をしました。 「助けてくれ」 するとランプの中から可愛らしい精霊が飛び出してきました。 「私はランプの 精霊です。何かお願い事でもありましたら何なりとお申し付けください」 「お腹が空いて死にそうだ。何か食べ物を持って来てくれないか?」 「お安い御用ですわ。それっ!」 精霊が魔法をかけると家中が明るい光で覆われました。 眩しさが収まり、アラジンが目を開 けるようになったとき、アラジンの目の前にはおいし そうなパンが置かれていました。 「ありがとう」 しかしパンを食べ終えたアラジンはさらに欲が沸いてきました。 「もっとおいしい食べ物が欲しい。 とびきりおいしい食べ物を持って来てくれないか?」 「お安い御用ですわ。それっ!」 精霊が魔法をかけると家中が明るい光で覆われました。 眩しさが収まり、アラジンが目を開 けるようになったとき、アラジンの目の前には熱々の 見るからにおいしそうなステーキの 鉄板が置かれていました。 「ありがとう」 この日からアラジンは自分が欲しくなった物はなんでもランプに頼むようになりました。 ついにアラジンは貧乏人から一気に大金持ちとなり、王様の暮らすお城よりも立派なお城 に住むようになり、王様が身につけている衣装よりも立派な服を着るようになりました。 大 金持ちとなったアラジンの噂は国中へ広がり、アラジンを気に入った王様は娘と結婚させることにしました。 お姫様と結婚して幸せいっぱいのアラジンでしたが、アラジンの噂がついに魔法使いの 耳 に入ることになりました。 憎しみでいっぱいの魔法使いはある夜、お城へ潜入してランプを 盗み出してしまいました。 怒りに駆られた魔法使いはランプに向かって言いました。 「この城を孤島へ持っていってしまえ!」 「承知しました。えいっ!」 ランプから出てきた精霊が魔法をかけるとお城は空に浮かび上がり、お城ごと孤島へ連れ て行かれてしまいました。 外出先から戻ってきたアラジンはすぐにお城がないことに気づ き、仰天しました。 「これ はあの魔法使いの仕業だな!」 そしてお城を持ち出した犯人が魔法使いであると気づきまし た。 しかしランプはお城の中 にあり、ランプを持たないアラジンは無力でした。 アラジンは結婚したばかりのお姫様とも、 この国を治める王様とも、離ればなれになって しまいました。 途方に暮れていたアラジンで したが、アラジンは自分が指輪をはめていることに気づきました。 「助けてくれ」 すると指輪の中から可愛らしい精霊が飛び出してきました。 「私は指輪の精霊です。 何かお願い事でもありましたら何なりとお申し付けください」 「お姫様や王様と離ればなれになってしまった。私をお城があるところまで連れて行って くれないか?」 「お安い御用ですわ。それっ!」 精霊が魔法をかけると辺り一面は明るい光で覆われました。 眩しさが収まり、アラジンが目 を開けるようになったときにはすでにお城の前におりまし た。 アラジンはすぐさまお城へ 潜入し中の様子を伺います。 アラジンが大広間まで来ますと、魔法使いはグーグー眠ってい ます。 魔法使いの横にはお姫様がおり、近くのテーブルにはワインのボトルが散乱していま す。 どうやら魔法使いはお酒に酔って眠ってしまったようです。 アラジンは魔法使いの寝室 と思われる部屋に忍び込み、ランプを取り返しました。 そしてアラジンはランプに向かって 言いました。 「お城を元の場所へ戻してくれ。そしてあの魔法使いを洞穴へ閉じ込めろ。 ただ魔法使いが 飢え死にしないように、パンのなる木と、ワインの沸く泉を用意してやれ」 「承知しました。それっ!」 こうしてお城を元の場所へ戻し、お姫様を連れ戻したアラジンはいつまでも幸せに暮らし ましたとさ。 おしまい ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー エホンオウコクでは、毎週月曜日・木曜日に「読み聞かせ動画」をアップ中! ・「にほんのおはなし」 ・「がいこくのおはなし」 ・「にほんとせかいのれきしといじんさん」 を公開中です! お子さんの子守歌替わりや、昔話をもっと聞きたい!という子たちがいたら是非お勧めし てください! ~さくひん~ ・題名:アラジンと魔法のランプ ・執筆:たつあき ・朗読:しゅんや ・イラスト:いらすとや、イラスト AC ・動画編集:たつあき ・使用ソフト:MediBang Paint Pro、Adobe Premiere Pro、Vrew ・制作:エホンオウコク ・協力:中央大学児童文学研究会イーハトーヴ ~イラストレーター&朗読者募集中!~ ご興味ある方はこちらまで! 【Twitter】@EHON_info 【メールアドレス】illustbooks.info@gmail.com

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